9話 ある日うちの玄関から滅亡が入ってきた電話でのやり取り
ドンギョン
「もしもし」
ミョルマン
「ああ」
ドンギョン
「電話の出方知ってるのね」
ミョルマン
「切り方も知ってるけど」
ドンギョン
「今こっそり電話してるの 大きな声出さないで」
「あのぉ…何してるの?家?」
ミョルマン
「何で」
ドンギョン
「気になるよね」
「いつも一緒に寝てたから」
ミョルマン
「お前は特定の単語だけ気をつけないと」
「いつも何でも為はわ無いで話すよな」
ドンギョン
「そうかなぁ」
「ねぇ あのね」
ミョルマン
「어 ああ」
ドンギョン
「ああしか言えないの?」
ミョルマン
「ああ」
「似てたけど、君のおばさんとお母さん」
ドンギョン
「似てる程度じゃ無くて同じでしょ 双子だから」
「おばさんをみてると、お母さんを見てる気分になって」
「いつもおばさんを見ながらお母さんもこんな感じだろうな こうなってるだろうなって考えだけしてたけど、実際に見たら違ったよ」
「ありがとう」
「その言葉を言えなかったと思って
お父さんとお母さんを見せてくれてありがとう」
ミョルマン
「그래 うん」
ドンギョン
「そしてお願いも考えてみるね 私のために」
ミョルマン
「うん」
ドンギョン
「うんしか言えないの?」
ミョルマン
「おやすみも言えるけど」
「おやすみ」
ドンギョン
「わぁ 凄く新鮮でぎこちないよね。電話でこういうの」
ミョルマン
「切るよ」
ドンギョン
「あっちょっと待って」
ミョルマン
「何?」
ドンギョン
「さっき些細なお願いはみんな聞いてくれるって言ったよね。それでなんだけど、お願いひとつしてもいい?」
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